RVCはボカコレでも使えます!
合成音声ソフトウェアが主体となっている楽曲の祭典「ボカコレ(The VOCALOID Collection)」における、RVC等の声質再現系のボイスチェンジャーの取り扱いについて、株式会社ドワンゴ様(ニコニコ公式様)にお問い合わせをし、下記のご回答をいただきました。許可を得た上で公開させていただいております。
■下記の音声はすべて、つくよみちゃんに限らず、ボカコレで使用可能です。
■UTAURVC(UTAU音源の歌声をRVCで変換した音声)
■UTAURVCに限らず、歌声合成ソフトの歌声をボイスチェンジャーで変換した音声
■人間の歌声を声質再現系のボイスチェンジャーで変換した音声
■ボカコレにおいて、Seiren VoiceやRVCなどの声質再現系のボイスチェンジャー(※)は「合成音声ソフトウェア」の一種とみなされます。一方で、声の高さを変えるだけの旧来のボイスチェンジャーは「エフェクト」の一種とみなされるため、それを人間の声にかけたものは合成音声とはみなされません。
※音声を特定の声質に変換するタイプのボイスチェンジャーのこと。現在はAIを用いてそれを実現しているため「AIボイスチェンジャー」と総称しても差し支えないと思われますが、「AI技術を用いているが特定の声質の再現は目的としていない」「AIとは別の技術で特定の声質への変換を行う」という音声変換ソフトが存在する(またはこれから作られる)可能性を考慮し、本ページでは「声質再現系のボイスチェンジャー」と呼んでいます。
【早見表】
①合成音声+特定の声質に変換=合成音声
②人間の声+特定の声質に変換=合成音声
③合成音声+エフェクトで加工=合成音声
④人間の声+エフェクトで加工=エフェクトがかかった人間の声(合成音声ではない)
■ボカコレ公式サイトのQ&Aによると、
合成音声ソフトウェアが主体になっている作品であれば、人間の歌唱を含む楽曲で参加は問題ございません。
とされています。「人間の声を使っていたらボカコレに参加できない」わけではなく、反対に、「作品のどこかに一瞬でも合成音声を使っていればいい」わけでもありません。「合成音声ソフトウェアが主体になっている作品」という参加条件を満たしているかどうかは、個々の状況により判断されます。ボカコレ公式サイトのQ&Aもご参照ください。
作品のごく一部だけに合成音声を使用し、全体的にはほとんど合成音声を使用していない等の場合は、参加条件に当てはまらない可能性があります。「RVCを主体とする作品にも参加資格がある」ことは確認済みですが、それは「RVCを使えば必ず参加資格を得られる」という意味ではありませんのでご留意ください。
■つくよみちゃんUTAURVCを始めとして、つくよみちゃん公式RVCモデルで合成音声や人間の声を変換した音声を主体とする作品は、ボカコレの参加条件を満たすものであることを公式に確認しました(2023年6月26日現在)。安心してご利用ください!
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